日本オラクルは11月11日、ERP製品「PeopleSoft Enterprise」の最新社員名簿検索機能「PeopleSoft Enterprise Company Directory 9.1」と最新技術基盤「PeopleTools8.51」を同日より提供開始すると発表した。
PeopleSoft Enterprise Company Directory 9.1は、企業で統合管理されている社員個人の氏名、電話番号、メールアドレス、部門名や役職などを検索して表示できるようになる機能。最新版では、社員個人が、各自のプロファイル情報として、ブログ、Twitter、Facebook、社内SNSなどを追加可能になった。さらに、コンタクトしたい社員情報を検索してアクセスした後、新規メール作成や表示されている電話番号をクリックすることで自動的にIP電話が立ち上がって電話をかけるなど、次のアクションへとつなげられるという。
また社員情報の画面からリンクされているブログ、Twitterにアクセスすることも可能。コンタクトしたい社員の特性を把握できる。社員情報の画面を経由してインターネットを通じた社内外のコミュニケーションへの参加を促し、社員同士のコラボレーションを支援するとしている。
PeopleTools8.51は、検索機能や階層データの可視化など、ユーザビリティを改善することで現場の生産性向上を実現するという。また業務シナリオに基づくテストの自動化を可能にする新機能「PeopleSoft Test Framework」を提供することで、運用管理コストの削減にも役立つとしている。PeopleTools8.51は、最新版の「PeopleSoft Enterprise 9.1」だけでなく、以前のバージョンであるPeopleSoft Enterprise 8.8、同8.9および9.0を利用するユーザーも導入可能。
なお、PeopleSoft Enterprise Company Directory 9.1は、すで「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.1」を導入している企業であれば、既存システムをアップグレードすることなく、機能追加ソフトウェアのみをインストールすることで機能拡張が可能となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス