ソーシャルメディアを有効に活用するための5つのポイント - (page 2)

土屋勝(エルデ)2010年11月11日 20時41分

 セミナーの第2部ではBIGLOBE ビジネスサービス事業部 Webインテグレーション部 部長の山本隆範氏が「ソーシャルを実現するクラウドプラットフォーム」というタイトルで講演した。

 山本氏は「企業のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は目的や取り組む姿勢をきちんとし、中長期的な戦略の上でやらないと失敗する。『とにかくTwitter始めたい』という気持ちだけで軽く始めてしまっても、一度始めたものは止められない。体制やツール、ルールをきちんと確立してからやることが大事」と、戦略的なSNS利用を勧めた。

NECビッグローブ ビジネスサービス事業部 Webインテグレーション部 部長の山本隆範氏 NECビッグローブ ビジネスサービス事業部 Webインテグレーション部 部長の山本隆範氏

 電話、手紙、FAXなど、企業がユーザーときずなを深めようという取り組みは昔から行われてきた。SNSも新しい手法ではない。ただ、圧倒的にスピードが上がっている。早く走り、効率的に運営するためにエンジンとしてのクラウドプラットフォーム、ステアリングとしてのTwitter分析サービス、ブログ解析サービスなどPDCAツールを活用することが有効だ。

 山本氏は最後にまとめとして、ソーシャルメディアを有効に活用するための5つのポイントを掲げた。

まず小さく、長く、無理なく

人、システム、コストなど継続的に続けるのは大変。本腰を入れて開始しよう。

柔軟なシステムと理解者を獲得しよう

クラウドとCMSを活用しよう。社内にきちんと理解者を。

効果測定の考え方を大まかに描く

PV、フォロー数、フレンド数など評価基準をきとんと決めておく。何もなしに始めるとすぐぶれる。

特定のサービスに固執しない

たとえば会員管理を、自社開発でやっていたのをアウトソーシングするなど。

緩やかだが確かなガイドラインを決める

知ったかぶりをしないこと。売り込まれたいとは誰も思っていない。

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