セミナーの第2部ではBIGLOBE ビジネスサービス事業部 Webインテグレーション部 部長の山本隆範氏が「ソーシャルを実現するクラウドプラットフォーム」というタイトルで講演した。
山本氏は「企業のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は目的や取り組む姿勢をきちんとし、中長期的な戦略の上でやらないと失敗する。『とにかくTwitter始めたい』という気持ちだけで軽く始めてしまっても、一度始めたものは止められない。体制やツール、ルールをきちんと確立してからやることが大事」と、戦略的なSNS利用を勧めた。
電話、手紙、FAXなど、企業がユーザーときずなを深めようという取り組みは昔から行われてきた。SNSも新しい手法ではない。ただ、圧倒的にスピードが上がっている。早く走り、効率的に運営するためにエンジンとしてのクラウドプラットフォーム、ステアリングとしてのTwitter分析サービス、ブログ解析サービスなどPDCAツールを活用することが有効だ。
山本氏は最後にまとめとして、ソーシャルメディアを有効に活用するための5つのポイントを掲げた。
人、システム、コストなど継続的に続けるのは大変。本腰を入れて開始しよう。
クラウドとCMSを活用しよう。社内にきちんと理解者を。
PV、フォロー数、フレンド数など評価基準をきとんと決めておく。何もなしに始めるとすぐぶれる。
たとえば会員管理を、自社開発でやっていたのをアウトソーシングするなど。
知ったかぶりをしないこと。売り込まれたいとは誰も思っていない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」