新ブラウザ「RockMelt」の限定ベータ版が提供開始された。
Marc Andreesen氏も支援する同ブラウザはソーシャルメディアとの統合を主眼に置いており、ローンチ時点ではFacebookと緊密に連携するようになっている。Google Chromeと同じくオープンソースの「Chromium」をベースに開発され、MacとWindowsをサポートする。
RockMeltの共同創業者Tim Howes氏は米CNETに対し「ウェブの利用方法はほんの数年前に比べてもずいぶんと変わった。われわれは、今日のウェブの利用方法に適合するようブラウザを再発明している」と語った。
RockMeltを起動した状態でFacebook Connectを使ってログインすると、Facebookへの容易なアクセスを可能にするサイドバーが左側に表示される。このサイドバーは、Facebookの友達を表示するが、誰を表示させるかを選ぶことはできる。メインブラウザにあるコンテンツ(リンクやビデオ)をドラッグ&ドロップすると、Facebook Chatを使って友達と共有できる。
右側にあるサイドバーは、好みのサイトやサービスのカスタマイズ可能なリストとなっている。黄色にインジケータは、購読しているブログやTwitterでフォローしている人が新しいコンテンツを投稿したことを知らせてくれる。FacebookやTwitter(今後さらにサービスが追加される)のコンテンツを共有するためのブラウザボタンがあり、また、独自の短縮URL http://me.ltも備わっている。
上部にある検索ボックスも通常のブラウザと異なっている。ドロップダウンメニュー内で検索結果のリストを表示するとともに、すべての検索結果を「プリロード」することで、個別の検索結果の間を素早く行き来することを可能にしている。
RockMeltは2年前から作業に取り組んでおり、従業員数は30名。投資会社のAndreessen HorowitzやFirst Round CapitalのJosh Kopelman氏、エンジェル投資家のRon Conway氏などから1000万ドルを調達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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