KDDIとコロプラは11月10日、位置情報ゲーム(位置ゲー)のプラットフォーム「au one コロプラ+」を、11月11日に提供開始すると発表した。コンテンツプロバイダー向けに、コロプラの位置情報管理のノウハウや技術をAPIで提供する。
また、au携帯電話向けには11月11日から、Android搭載スマートフォン向けには11月下旬から位置ゲーを提供していく。ユーザーは、au one コロプラ+上で複数のゲームにまとめて位置情報を登録できるほか、コロプラが開発したTwitterクライアント「コロツイ」でのコミュニケーションを楽しめる。
KDDI新規ビジネス推進本部長の雨宮俊武氏は、コロプラとの提携の理由として、先進的なアイデアをもつ「サービス性」、2005年のサービス開始から5年間で培った「開発力と実績」、バーチャルとリアルを連動した「事業戦略」の3点を挙げる。コロプラと提携することで、KDDIとしても地域連携に力を入れていきたいと語った。
「KDDIは、これまでも顧客の志向に合わせてGoogle、GREE、セカイカメラなどと提携してきた。これに続くのがコロプラ。KDDIでは今後もこういった連携を進めることで顧客のタッチポイントを拡大していく」(雨宮氏)
プラットフォームのオープン化の流れとして、まずはゲームを中心にアプリを充実させ、続いてアプリ間連携も視野に入れたツールを提供、最後に地域振興に関連したリアル展開を進めていくという。
コロプラが提供する「コロニーな生活☆PLUS」は、携帯電話のGPS機能を利用したシミュレーションゲーム。ユーザーの移動距離分のゲーム内通貨「プラ」を獲得し、そのプラを使って「コロニー」と呼ばれる自分の街を育てていく内容。11月10日現在の登録ユーザー数は150万人、月間のページビューは24億1300万PV。
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