インタラクティブメディアの効果を最大限に高める使命--VRIの五十嵐社長 - (page 2)

別井貴志(編集部)2010年11月01日 12時14分

――いろいろな視聴データを見ていると思いますが、いまもっとも注目しているビジネスやサービスは何ですか。

 ソーシャルの分野はかなり注目しています。ソーシャルメディアやソーシャルアプリの動向を調べてみると、生活者目線でみても奥が深いです。1カ月間の接触日数を見るとPCではまだエントリー層が多い傾向にあり、逆にモバイルでは持ち歩いているということと、人と人とがつながりやすいということで、習慣性がはるかに強くなっています。

 これがスマートフォンになるとよりTwitterなどがやりやすくなるでしょうから、こうしたソーシャルアプリやサービスを使うと、どういうふうに伝播し、どういう影響をおよぼすのかをもっと調べていくとおもしろいでしょう。

 また、Facebookの利用増が顕著です。日本法人ができたこともあるのでしょうか。すでにミクシィがある日本の中でFacebookがどうなっていくのか非常に興味があります。匿名性ではなくて実名性という観点で、日本の文化的にも注目してます。

――ソーシャル系以外には?

 実は私は「3D」が大好きで、個人的にかなり期待しているのが「ニンテンドー3DS」です。昔、マイケル・ジャクソン主演の立体映画アトラクション「キャプテンEO」を見たときには、すぐに家庭用テレビも3Dになるのではないかと思っていましたが、やはりそれなりの時間を経て、いまようやく「3Dテレビ」が実現しました。

 おそらく、ここまで来るにはテレビの大型化やデジタル化、3Dの映画コンテンツの浸透、そしてなにより3Dで表現したり変換したり供給するテクノロジの進化といった過程を踏んでこなければならなかったのでしょう。ハードウェアやソフトウェア、テクノロジの進化とともに、コンテキストというかプロセスというか、さまざまな潮流の中でサービスというのは成長したり、登場してきたりするんだろうとしみじみと感じました。一足飛びに、「スターウォーズ」のレイア姫のようなホログラフィックマシンが具現化され受容されるわけではないのだなぁ、と。

 これをインターネットに置き換えると、インフラが強化され、普及もして、新しいデバイスも出てきて、こうした中でFacebookやTwitterなどが登場し、新しいテクノロジーとコンテンツが一緒に提供できるインターネットはやはりすごいなと改めて感心しています。

 いまはあまり気にせずに使っているけれども、ここに至るまではけっこうな開発者の苦労などがあるんだろうと思うと、進化のスピードは改めて驚きますね。意外とコンテキストというのは、コンテンツ自体が起こしているのではないかとも考えています。

――最後に抱負を

 フランスの哲学者アランに「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む」という言葉があります。新しいことにチャレンジする時には、当然ですが悩むものです。でもそこで失敗を恐れ立ち止まっていては、何も進みませんし、何も変わりません。熱いパッションと「やってみなはれ」のマインドを持って取り組もうと誓っています。小さな失敗なら軌道修正すればいいのです。それを繰り返すことで人も会社も成長していくと思っています。苦悩しながらも前を向いて、この地図のない荒野を走り続け、インタラクティブ業界の発展に貢献していくつもりです。

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