アマゾン、顧客情報の開示をめぐる訴訟で有利な判決

文:Declan McCullagh(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年10月26日 17時09分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米連邦判事は米国時間10月25日、Amazonは約5000万件の購入データに関する詳細な記録をノースカロライナ州税務当局に渡す必要はないとの判決を下し、Amazon.com利用者の言論の自由とプライバシー権を擁護する側に勝利がもたらされた。

 ノースカロライナ州は、同州のAmazon.com利用者の名前や住所などの個人情報、そして利用者が2003年〜2010年の間に具体的に何を購入したのかという情報を要求していた。

 ワシントン州米連邦地方裁判所のMarsha Pechman判事は、ノースカロライナ州の要求は行き過ぎであり、米国憲法「修正第1条に抵触する」と述べ、Amazonからの略式判決の請求を承認した。

 Pechman判事は、ノースカロライナ州の税務当局に、これほど多くのAmazon利用者の書籍、音楽、映画の嗜好に関する詳細を要求する「合法的な必要性は全くない」と記している。「それにもかかわらず、(ノースカロライナ州は)Amazon利用者の購入データに関する詳細情報を諦めることを拒み、利用者の身元に関する情報を要求した。さらに、個人の特定につながる内容を含め、利用者の詳細な購入記録を求めていたこともほぼ間違いない」(Pechman判事)

 米CNETが以前報じたように、Amazonは4月、ノースカロライナ州の税務当局者との交渉が決裂したことを受けて、訴訟を起こしていた。10月25日夕の時点では、いずれの側からもコメントを得られていない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加