アップルの「Back to the Mac」イベントをまとめ--新型MacBook Airと次期OS Xを披露

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年10月21日 07時15分

UPDATE カリフォルニア州クパチーノ発--Appleは、2011年夏のOSアップデートと、本日発表の新しいノートブックで、「iPhone」と「iPad」の持つ最高の長所を「Mac」に吹き込もうとしている。

 新しい「MacBook Air」は、前モデルよりも薄く軽量になっているとともに、iPadのインスタントオン機能と非常に長いバッテリ寿命を提供する。11.6インチと13.3インチの2モデルが提供され、価格は、ディスプレイ、プロセッサ、ストレージの組み合わせによって999〜1599ドルとなっている。どのモデルも、ハードドライブの代わりにフラッシュメモリを搭載し、「無線でウェブを利用した場合」に5〜7時間のバッテリ寿命を誇るとAppleは述べた。

  • 提供:Josh Lowensohn/CNET

 Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は報道陣に対し、2.3〜2.9ポンド(1.06〜1.32kg)の同新製品は、「MacBook」とiPadを「組み合わせた」ようなものだと述べた。

 Appleは長期的には、「iOS」の機能をさらにMacに取り込んでいき、マルチタッチやApp Storeにより広く対応していきたいと考えている。こうした機能は、2011年夏にリリース予定の「Lion」と呼ばれる次期「Mac OS X」で実現される予定である。

  • 提供:Josh Lowensohn/CNET

 しかし、Appleは、(OSアップデートよりも)早くApp StoreをMacに導入するつもりで、「Snow Leopard」向けバージョンを90日以内にリリースする計画である。開発者は、2010年11月からアプリケーションの申請が可能になる。App StoreがMacのアプリケーションを入手する唯一の手段となるわけではないが、これは「最善の」方法になるとJobs氏は述べた。

 最後に、同社は米国時間10月20日にリリースされる「iLife」の新バージョンを発表した。既存のMacユーザーに対しては49ドルで販売され、新しいMacには無償で提供される予定。

  • 提供:Josh Lowensohn/CNET

 以上の内容をまとめると、次のようになる。

今回発売されるもの。

  • 新しいMacBook Air:11.6インチ、2.3ポンド(1.06kg)、1.4GHzの「Core 2 Duo」チップ搭載モデルの価格は、メモリが64Gバイトの場合で999ドル、128Gバイトの場合で1199ドル。13.3インチモデルには、より高速なCore 2 Duoプロセッサが搭載され、128Gバイトのソリッドステートドライブを搭載する場合で1299ドル。256Gバイトのストレージ搭載モデルは1599ドル。
  • 「iLife 11」:「iPhoto」「iMovie」「GarageBand」の各新バージョンを含み、49ドルで発売。
  • 「FaceTime」:Mac向けにベータ版を無償ダウンロードで提供。

90日以内にリリースされるもの。

  • Snow Leopard向けApp Store:2010年11月から開発者によるアプリケーションの受付を開始。Appleに支払うマージンは30%。App Storeで購入したソフトウェアは、ユーザーのすべてのMac(最大5台)にインストール可能。

2011年夏にリリースされるもの。

  • Mac OS X Lion:このMac OSの新版では、マルチタッチジェスチャなど、iOSの一部の機能をMacに取り入れることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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