PFUは10月18日、帳票印刷と帳票認識を一体化した紙文書電子化ソフトウェア「ScanConnect」の販売を開始したことを発表した。
ScanConnectは、スキャナで読み取った帳票の仕分け、キーワードの抽出、キーワードリストの作成が可能なソフトウェア。「基本パック」「QRパック」「OCRパック」の3つを選ぶことができる。
基本パックは、帳票の仕分けやキーワードリスト作成を手動で行う。QRパックは、QRコードやバーコードを読み取って自動で帳票を分類したり、自動でキーワードリストを作成できる。OCRパックでは、帳票のレイアウトをもとに自動で分類するとともに、キーワードを自動で作成可能。税別価格は、基本パックが4万8000円、QRパックが9万8000円、OCRパックが14万8000円となっている。
従来、紙文書の電子化業務の運用では、スキャナで読み込ませる前に手作業で仕分けする必要があったが、ScanConnectではこれをできる限りソフトウェアで自動化させることができるという。また、従来では、スキャナで読み込んだあとに仕分けしたり、キーワード入力したりといった確認作業が必要となっていた。ScanConnectはこうした作業もできる限り自動化させて、紙文書の電子化業務にかかる手間を省こうとしている。
ScanConnectのOCRパックでOCR認識をするためには、「ScanConnectデザイナ」が必要となる。ScanConnectデザイナは、帳票定義とOCR書式定義を一体化させた帳票設計ツール。OCR認識で課題とされるけい線やフォントのOCR認識を解消できるという。ScanConnectデザイナで設計された帳票を印刷するために必要となるのが、専用の印刷ツール「ScanConnect帳票印刷」だ。税別価格はScanConnectデザイナが19万8000円、ScanConnect帳票印刷が9万8000円となっている。
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