KDDIは10月18日、Skype Technologiesと戦略的包括提携したと発表した。KDDIが11月下旬以降に発売予定のAndroidスマートフォン「IS03」よりアプリケーション「Skype au」を提供する。今後発売するAndroidフォンをはじめ、2011年にはBREW(EZアプリ)対応の携帯電話へと提供を拡大する方針だ。
Skype auは、auの携帯電話網を利用するため、安定した通話品質を確保できるとしている。 さらなる詳細、料金については別途発表するとしている。
KDDIコンシューマ事業本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏は、「ネット上ではいろいろな噂がでていたが、アジアで初の包括的提携を行うことになった。技術的に、サービス的に広く伝えていこう。携帯電話に対するひとつの革命を起こしたい」と語った。
KDDI代表取締役執行役員専務の田中孝司氏は、先駆けて行ったIS03の記者会見で、18日の発表会にて「“禁断のアプリ”も合わせて発表する」と語っていた。Skype Technologies CEOのAdrin Dillon氏が登壇する際には田中氏が登場し、「禁断のアプリ、なんて言ってしまったものだから、(Adrin Dillon氏を)紹介することになった」と笑いを誘った。
詳細の発表に先駆け、今後の方向性のヒントとして「Skypeといえば無料であり、無料を前提で考えているが、全部無料にすると大変なことになる。Skypeのコンセプトは守りつつ、新たな料金体系をつくっていきたい。日本で、過去1年間にSkypeを使ったユーザーはユーニークユーザーで1900万人いる。そのほとんどがPCユーザーで、87%と聞いている。いつでもモバイルで使えるという価値を提供していきたい」と田中氏は語った。
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