Appleは米国時間10月14日、最新版「MobileMe Calendar」を正式公開した。各種機能のベータ段階が終了し、すべての有料サービス会員に提供開始された。
MobileMe Calendarは7月にベータ版が登場し、サービスを強化して使いやすいものにする多数の新機能を追加していた。新しいカレンダーは、日、週、月の刷新された表示デザインからユーザーのイベントの新しいリスト表示まで、あらゆる機能を実装している。
新機能の中には、共有カレンダーを作成できる機能や、共有相手のユーザーに対してイベントの編集を許可する機能なども含まれる。変更が加えられた場合は電子メールで通知されるように設定できる。
また、あるユーザーグループに対して読み取り専用のカレンダーを公開することも可能だ。グループメンバーであれば誰でもミーティングやイベントのスケジュールを確認できるが、変更できるのは公開したユーザーだけだ。
MobileMeがAppleのMacや「iCal」アプリケーションと同期できるのはもちろんだが、「iOS 4.1」を搭載する「iPhone」および「iPod touch」と同期させることも可能だ。また、「iOS 3.2」および11月にリリースされる予定の「iOS 4.2」を搭載した「iPad」もサポートしている。
Windowsユーザーがカレンダーを同期させるには、「MobileMe Control Panel for Windows(バージョン1.6.3)」および「Microsoft Outlook 2007」または「Microsoft Outlook 2010」が必要だ。最新のMobileMe Calendarでは「Microsoft Exchange」を利用したOutlookのサポートが追加され、これによりOutlookユーザーはMobileMeのカレンダーをExchangeのカレンダーと並べて表示できるようになった。ただしAppleによると、ExchangeカレンダーのデータはMobileMeのデータから切り離されており、ExchangeのデータはMobileMeのサーバに同期されないという。
また、自分のカレンダーをGoogleのサービスに同期させるユーティリティも多数提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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