現在のTwitterのユーザー数は、1億6000万人ほどでしかないかもしれないが、共同創業者のEvan Williams氏は、10億人に同サービスを提供する日をすでに視野に入れている。
Williams氏は、最高経営責任者(CEO)の座を譲ったばかりだが、米国時間10月12日夜にサンフランシスコのCommonwealth Clubに登場し、上記の考えを表明した。Williams氏は共同創業者のBiz Stone氏とともに現れ、Twitterの新デザインや、同サービスに検閲がないこと、Williams氏の職務の変更など、さまざまな話題についても語った。
両氏によれば、Twitterの新しいルック&フィールについては、ユーザーからの反発を覚悟していたが、今までのところユーザーの反応は好意的で、変更点に反対するグループは1つも作られていないという。また、不適切なツイートに対する検閲の可能性に、同社がどう対応してきたかについて質問があった。これに対しStone氏とWilliams氏は、誰もツイートを調節してはいないが、明確な暴力的脅迫を伴うツイートや、児童ポルノへのリンクがあるツイートのほか、著作権で保護されたコンテンツへのリンクがあり、同社が削除命令を受けたツイートは禁止するつもりだと答えた。
Williams氏はまた、CEOの職を前最高執行責任者(COO)のDick Costolo氏に引き継いだことについても語った。手短に言うと、Williams氏は、CEOの職にあれば、経営や人事管理にもっと多くの時間をかける必要が出てくると感じたという。同氏はTwitterに残るが、今後は、自分にとって興味深い分野だとしている、製品戦略に専念する。
Williams氏が発表した、Twitterのユーザーを10億人にするという目標は、その夜で最も大胆な発言だったかもしれない。同氏の計画は、Facebook創業者のMark Zuckerberg氏が自社について行ったコメントを繰り返すものだ。Facebookは、Twitterよりも先にスタートしているとはいえ、7月に5億ユーザーを達成している。Williams氏は、同社サービスを強調し、Twitterの10億ユーザーとFacebookの10億ユーザーは違うと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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