Microsoftの同期サービス「Live Mesh」のベータユーザーから、Microsoftはいつベータ期間を終了するのかという質問をよく受ける。
Liveside.netが質問に答えてくれた。2011年3月31日まで利用できる、とLiveside.netは述べている。それまでの間、新規のベータテスターは受け付けず、Live Meshフォルダを共有できるのはすでにLive Meshをインストールしているユーザーのみとなる。3月31日以降はPC、Mac、ウェブからLive MeshベータにログオンできなくなるとMicrosoftは述べている。
もちろん、Microsoftは先日発表した「Windows Live Essentials 2011」の一部として、Live Meshの「正式」版をリリースしている。しかし、正式版に加わった変更よりもベータ機能を好むという意見を多くのユーザーから聞いた。
Live MeshはMicrosoftのチーフソフトウェアアーキテクト、Ray Ozzie氏のお気に入りのプロジェクトの1つだ。最初にLive Meshの目標を明らかにした際、Microsoftは野心的な構想を描いていた。Live Meshに対応したアプリケーションが登場し、ライブでアクティビティストリーム(その後、「Messenger」とその他のMicrosoft製品に取り込まれた)が提供される、というものだ。プラットフォームサービスとして、最新の「Mesh Framework」やクラウドとクライアントソフトウェアの両方に向けたランタイム「Mesh Operating Environment(MOE)」が用意されることになっていた。
多くのLive Meshベータユーザーが気に入っていたのは、ベータではPCだけではなく携帯電話の同期オプションが提供されていたことだ。だが、正式版は携帯電話をサポートしていない。PC対応でも、すべてのPCがサポートされているわけではない--サポート対象はWindows 7、Windows Vista、Windows Server 2008、Mac OS X 10.5以降となり、Windows XPのサポートがなくなっている。
Live Meshは最終的に、「FolderShare」(新名称は「Windows Live Sync」)とLive Meshベータ版の一部であるPC間同期を合わせたものとなった。一部ユーザーには引き続き便利なサービスだろうが、最初の製品プランやビジョンからは大きく離れてしまった。
Liveside(とMicrosoft)がWindows Liveユーザーに警告しているように、「Windows Live Spaces」で作成したブログについても、有効期限が迫っている。Microsoftはユーザーに対し、2011年3月16日までに「WordPress」やその他のブログホスティングプラットフォームに移行するよう奨励している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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