ソニー、「Google TV」対応の液晶テレビとBlu-rayプレーヤーを発表 - (page 3)

文:David Katzmaier(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、高森郁哉、編集部2010年10月13日 08時45分

Google TVソフトウェア

 「NSX-GT1」シリーズや「NSZ-GT1」においてGoogle TVは、基本的にLogitech Revueと同じだ。

 Google TVの基本的なセールスポイントは、Google.comに似た検索バーによってテレビコンテンツ全体を検索する機能である。検索バーは、常に画面上に表示され、オンラインビデオソースや、ケーブルおよび衛星ボックスからの番組を検索し、コンテンツを見つけ出す(現時点では、「NSX-GT1」シリーズは、Dish DVR用のDVR番組のみを検索するが、ソニー関係者は、Dish以外のDVRとの互換性を将来的には搭載する予定であると述べた)。ビデオが元々、Netflixにあったか、ケーブルボックスにあったか、YouTubeにあったか、あるいはどこかのウェブサイトにあったかをユーザーは知る必要なく、どこにあろうとGoogleがそれを検索するというのがその概念である。

 発売に際し、Google TVのソフトウェアは、YouTube、Amazon VOD、Netflix、Pandora、Napsterなど複数のストリーミングメディアサービスをサポートする。Googleは、米TBS、TNT、CNN、およびHBOとの提携を発表しており、カスタマイズされたウェブサイトという形態でサービスが提供される。HBOについては、加入者に「HBO Go」のサービスへのアクセスが提供される。

 ソニーは、Blip.tvやHowcastなどの「Bravia Internet Video Link」サービスに加わっていたBlip.tvやHowcastなどの小規模ストリーミングビデオプロバイダーの多くを、同社ビデオオンデマンドサービス「Qriocity」とともに加えている。

 Google TVには発売時、Twitter、NBA、およびCNBC向けのアプリケーションも搭載される。Facebookも近い将来、これらに加わると思われる。2011年後半には、「Android Marketplace」もサポートされる予定であり、HDTVで「Android」アプリケーションが利用可能となる予定である。携帯電話向けアプリケーションは、テレビの大画面に合わせて拡大される予定で、Googleは開発者らが、Google TVプラットフォーム専用のアプリケーションの構築を開始することを期待している。

 しかし、ここで強調されるのは「はず」という表現だ。発表時点でも、Google TVにはウェブベースの動画サイト大手である「Hulu.com」が欠けている。Google TVが搭載するブラウザは、Hulu.comにある無料ストリーミング動画の膨大なライブラリを、技術的には扱うことができる。しかしこの記事の執筆時点の情報では、HuluはRevueからの同サイトコンテンツへのアクセスをブロックしているとのことだ。GoogleとHuluはこの状況について話し合いをしているようだが、この話し合いの結果が、有料の「Hulu Plus」(月額9.99ドル)導入という形になるのか、通常のブラウザで利用できるHuluのコンテンツへの完全な無料アクセスになるのかは不明だ。事態が落ち着けばGoogle TVでHulu Plusが利用可能になるというのがわれわれの推測だが、現時点では断定できない。

(この記事は現在翻訳中です。随時更新していきます)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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