米Logitech、「Google TV」対応STBを発表--価格は300ドル - (page 2)

文:Matthew Moskovciak(CNET News) 翻訳校正:緒方亮、長谷睦、編集部2010年10月07日 09時13分

 「Apple TV」や「Roku」などの競合製品、さらにはインターネット接続機能を持つテレビやBlu-rayプレーヤーなどと比較した場合、Google TVの大きな違いは、Google TVはウェブベースの動画ならほとんどすべてについてアクセス可能な点だ。Google TVはFlash 10.1とHTML5動画に対応したブラウザ「Google Chrome」を内蔵している。Chromeがあれば、「comedycentral.com」や「PBS.org」のようなサイトに掲載されているビデオを含め、ウェブ上のビデオは実質的に何でも、ユーザー宅のHDTVで視聴可能になる「はず」だ。

 しかし、ここで強調されるのは「はず」という表現だ。発表時点でも、Google TVにはウェブベースの動画サイト大手である「Hulu.com」が欠けている。Google TVが搭載するブラウザは、Hulu.comにある無料ストリーミング動画の膨大なライブラリを、技術的には扱うことができる。しかしこの記事の執筆時点の情報では、HuluはRevueからの同サイトコンテンツへのアクセスをブロックしているとのことだ。GoogleとHuluはこの状況について話し合いをしているようだが、この話し合いの結果が、有料の「Hulu Plus」(月額9.99ドル)導入という形になるのか、通常のブラウザで利用できるHuluのコンテンツへの完全な無料アクセスになるのかは不明だ。事態が落ち着けばGoogle TVでHulu Plusが利用可能になるというのがわれわれの推測だが、現時点では断定できない。

Logitech Revueのハードウェア

Logitech Revue 提供:Logitech

 Revueは、セットトップボックス本体とワイヤレスキーボード(RF方式)という、2つの主要ハードウェアで構成されている。

 セットトップボックスは小型で(ただしApple TVほどは小さくはない)、ビデオ接続の選択肢はHDMIのみだ。HDTVやAVレシーバとの接続用のHDMI出力端子と、ケーブルおよび衛星ボックスとの接続用のHDIM入力端子が、それぞれ1つずつ用意されている。これに加え、USB入力が2つ、イーサネットポートが1つ(Revueには802.11a/b/g/n対応のWi-Fi機能もあるので、リビングにイーサネットのケーブルを引く必要は必ずしもない)、デジタルオーディオ出力が1つ(旧型のAVレシーバに便利)、そして赤外線(IR)ブラスタ(訳注:赤外線リモコンの信号を発して他の機器を操作する機能。日本ではAVマウスとも呼ばれる)のポートがある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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