東芝、気になるシーンを共有できる新視聴システム「レグザAppsコネクト」を開始

加納恵(編集部)2010年10月04日 22時00分

 東芝は、クラウドを用いたテレビの新視聴システム「レグザAppsコネクト」を開始すると発表した。第1弾アプリとして「タグリストシェア」と「タッチリモコン」の提供を開始する。10月下旬からiOS版アプリを提供する。ダウンロードは無料。追ってAndroid版、Windows 7版についても順次展開する予定だ。

 対象モデルは、液晶テレビ「CELLレグザ」、デジタルレコーダー「レグザブルーレイ」、「ネットdeナビ」搭載の「RDシリーズ」になる。

 タグリストシェアは、テレビやレコーダーと、スマートフォンを連携し、録画番組のタグリストなどをユーザー同士で共有できるというもの。ユーザーは自分が録画した番組に、スマートフォンなどを介してタグを付け、そのタグを専用サーバ上で公開、共有することができる。

 タグは、話題のシーンやスポーツ中継の名場面、音楽番組の出演者ごとの頭出し情報など任意で付けることができる。付帯したタグはコメント付きの時間情報としてまとめた「タグリスト」として公開され、別のユーザーは、タグリストをもとに録画番組の頭出しなどができるとしている。

 タグリストを利用することで、サッカー中継などのゴールシーンのみ、音楽番組で好きなアーティストの曲のみといった視聴が可能になるとのこと。東芝では、興味のあるものだけを選んで効率良く視聴したいというユーザーニーズに対応したサービスとして提供するとしている。

 また、スカパー!JSATでは、スカパー!の一部のコンテンツで、公式タグリストを提供することを検討しているという。

 タッチリモコンは、テレビやレコーダーなど最大20台の機器を1台の情報端末で操作できるというもの。タイムバーサーチ機能や、ジェスチャーコントロール機能も提供するとしている。

  • 「タグリストシェア」の使用画面

  • 「タッチリモコン」の使用画面

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