NTTソフトウェアとテラスカイは9月28日、セールスフォース・ドットコムの提供するSalesforce.comに関するビジネスを中心とした両社のクラウド事業拡大を目的として、9月24日に資本および業務提携に関する契約を締結したと発表した。
資本提携においては、NTTソフトがテラスカイの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の約10%を保有する。また業務面では、NTTソフトの技術者がテラスカイからSalesforceをはじめとするクラウド導入のノウハウを取得するほか、NTTグループをはじめとする大規模顧客基盤に対するクラウド導入支援サービス、SIビジネスに必要な商材開発を共同で行っていくとしている。
既存SI市場から、今後拡大が予想されるクラウドサービス市場にニーズがシフトしていく過程において、膨大な顧客データのクラウド上での管理や、社内の基幹システムとクラウドとの連携など、企業の実運用環境での利用が本格化しており、クラウドコンピューティング導入に精通した技術者には高い需要があるという。提携の背景には、こうしたニーズに対応する狙いがあるとしており、NTTソフトウェアでは、Salesforceビジネスに関するテラスカイのノウハウを早期に吸収できる点、テラスカイでは、NTTソフトウェアの大きな顧客基盤による営業力の強化、および技術リソースの活用といったメリットがあるという。NTTソフトウェアでは、同分野で今後2年で10億円程度の売上を見込んでいる。
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