[レビュー]実売3万円以下で3D動画と静止画を手軽に撮影できる「3D Sunday Pocket HD Camera」 - (page 3)

 実際に使ってみたが、まさに押すだけ、簡単な操作で3D映像が記録および鑑賞できる。動画、静止画とも記録解像度は固定となっており、またズームもデジタル(4倍)のみと、一般的なデジカメほど細かい設定項目は用意されていないが、それだけに迷うことなく撮影でき、入門用として最適だといえる。

  • 右上のボタンで2D/3Dを切り替える。クリック感がやや固く手ぶれを招きやすい。最大4倍のデジタルズームは中央のジョイスティックを上下させることで倍率を操作するが、なめらかではなくカクカクした動きになるため実用的ではない

 操作ボタンは最小限に抑えられているため分かりやすいほか、画面のアイコンも直感的に理解できるものになっており、全体的にインターフェースは洗練されている印象だ。センサがCMOSということもあり、暗所での撮影にはあまり向かないようだが、3Dで迫力ある映像を撮るという目的を考えると大きな問題はないだろう。

 操作音がオフにできず、撮影開始時や終了時など操作のたびにけたたましい音が鳴り響くのが個人的にはやや気になったが、手軽に持ち歩いて3D画像の撮影ができ、さらに3Dテレビがなくとも本体だけで立体映像が楽しめるというのは非常に面白い。実売価格も3万円を切っており、普段使いのデジカメとして購入して持ち歩くのも悪くなさそうだ。

一般的な2D動画
サイドバイサイドで撮影したのちアナグリフ(赤青方式)に変更した3D動画。撮影した3D動画は本体の液晶で裸眼で見られるのはもちろん、HDMIで3D対応テレビに出力して見られる。テレビが3D対応でない場合でも、この動画のようにアナグリフ(赤青方式)に変更すれば赤青メガネを用いて立体映像が楽しめる。フレームレートは30fps
サイドバイサイドで撮影した3D動画

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