2009年のiPhoneの前バージョンに対する態度はやや冷めたものであったにもかかわらず、「iPhone 4」が中国で発売となった現地時間9月25日、同製品の最新版を手に入れようと大勢の消費者らが店舗につめかけた。
さまざまな報道によると、北京の大悦城(Joy City)ショッピングモールの新しいApple Storeには25日、1000人以上の人々がつめかけ、通信事業者である中国聯合通信(チャイナユニコム)は、1日で5万件近い予約を受け付けたと述べたという。2009年にiPhoneの前のバージョンが中国で発売になった際、最初の週末に販売された同製品の台数がわずか5000台であったのとは対象的だ。
2009年のバージョンは3Gのみに対応し、Wi-Fiは無効になっていた。中国の規制によって、同国のWired Authentication and Privacy Infrastructure(WAPI)無線規格を使用しない製品は禁止されているためである。しかしiPhone 4は、Appleが2010年7月に同国におけるネットワークアクセスライセンスを取得し、中国市場向けにWi-Fiに対応するように製造されている。
また、価格も引き下げられた。Appleは先週、iPhone 4の価格について、中国のApple Storeにおいて契約なしで16Gバイト版が約743ドル、32Gバイト版は約892ドルで販売されると述べていた(iPhone 4は、チャイナユニコムからも2年契約付きで提供される予定だが、Appleはその価格を明らかにしなかった)。2009年のWi-Fi未対応の中国版「iPhone 3」は同国で、8Gバイトモデルが約732ドル、32Gバイトモデルが約1025ドルで販売された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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