「Android」が米スマートフォン市場でさらにシェアを伸ばす一方、競合製品のシェアは低下、または横ばいとなっている。
市場調査会社comScoreが米国時間9月15日に明らかにした報告によると、米スマートフォン市場でGoogleのAndroidプラットフォームはまだ第3位ながら、5〜7月のシェアは2〜4月から5ポイント増加し、米国のスマートフォン契約者数の17%を獲得した。
これと対照的に、首位のResearch In Motion(RIM)のシェアは1.8ポイント減の39.3%だった。第2位のAppleもシェアを1.3ポイント減らし、23.8%となった。
スマートフォンプラットフォームの上位5位のうち、第4位のMicrosoftは2.2ポイント減の11.8%、第5位のPalmは4.9%で横ばいだった。
これまでにもいくつかの市場調査会社から、Androidが競合製品のシェアを奪って急成長しているとの報告が出ている。GartnerとIDCの最近の報告はいずれも、2014年にはAndroidの市場シェアがAppleを上回ると予想している。Quantcastの調査でも、Appleに対するAndroidのシェア増加が指摘されている。
競合製品がAndroidに市場シェアを奪われているとはいえ、需要の急増が続いていることから、スマートフォンプラットフォーム全体の契約者数はなおも増加している。5〜7月の米国市場のスマートフォン所有者数は前期比11%増の5350万人だった、とcomScoreは述べている。
またcomScoreは、モバイル機器全般に範囲を広げたメーカーのランク付けも行っている。それによると、サムスンが1ポイント増の23.1%で首位を占め、第2位はLGで21.2%(0.6ポイント減)、さらにMotorolaが19.8%(1.8ポイント減)、RIMが9%(0.6ポイント増)、Nokiaが7.8%(0.3ポイント減)と続く。
ユーザーは最近、モバイル機器を通話以外のどんな用途に使っているのか?comScoreによると、最も多いのはメールで、モバイルユーザーの66%がテキストメッセージを送信している。以下、ウェブブラウジング(33.6%)、ダウンロードしたアプリの利用(31.4%)、ゲーム(22.3%)、ソーシャルネットワークやブログへのアクセス(21.8%)、音楽鑑賞(14.7%)となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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