NTTぷららは9月16日、映像配信サービス「ひかりTV」において、リモコン操作で買い物ができるサービス「ひかりTVショッピング」の提供を開始した。
ひかりTVショッピングは、テレビのリモコンを使って商品の選択から注文、購入までが可能なコマースサービス。サービス開始当初は、ひかりTV対応のテレビやPC、通信機器などを中心に販売する。将来的には通信販売会社との連携も検討するといい、商品ラインアップを拡充させる予定だ。
ひかりTVショッピングでは、ひかりTV契約時に登録した情報をそのまま利用するため、商品を注文するたびに氏名や住所、決済方法などを登録する手間が省けるとしている。支払い方法は、代金引換もしくはひかりTVの月額利用料金とあわせた支払いから選べる。購入時に暗証番号を入力するため、誤操作による注文なども防止できるという。
ひかりTVショッピング対応のチューナは、「Picture Mate 700」と「M-IPS200」となる。
NTTぷらら代表取締役社長の板東浩二氏は「今年度中にテレビを見ながら商品を購入できるようにしたい」と述べており、実現すればテレビドラマに登場する商品を注文したり、旅番組で紹介された旅館のパンフレットを取り寄せたりできるという。
ひかりTVの会員数は9月末時点で120万人になる見込みという。板東氏は、「ひかりTVはコンテンツが魅力的というユーザーが多いが、ひかりTVショッピングを通じてひかりTVをさらに楽しく、長く使って欲しい」とコメント。2010年度末までに会員数140万人を目指しており、「現状なら目標は達成できるだろう」と板東氏は自信を見せている。
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