NTTぷららは4月23日、映像配信サービス「ひかりTV」の現状と事業展開に関する記者説明会を開催した。ひかりTVの会員数は2009年度末時点で101万人にのぼる。同社は2010年度末までに会員数140万人を目指す。
NTTぷらら代表取締役社長の板東浩二氏は、会員数が100万人を突破したことで「顧客基盤とブランドは確立できた」とコメント。2010年度は、映像コンテンツの拡充とひかりTVの新サービスに注力するとしている。
映像コンテンツの拡充については、今夏をめどに3D対応のコンテンツを提供する。「利用シーンやどういったコンテンツがふさわしいかを慎重に検討する」(板東氏)としており、トライアルを通して本格的なサービス展開を目指す。また、コンテンツのハイビジョン(HD)化に向けて、HD対応の専門チャンネルを現在の30チャンネルから約40チャンネルに、ビデオ・オン・デマンド(VOD)作品を3000本から3500本以上にそれぞれ増やす予定だ。
新サービスについては、まず6月にHDD内蔵チューナーの提供を開始し、7月にPCや携帯電話を使って外出先から録画予約できるようにする。また2010年度中に家庭内LANを使って、別室のテレビやPCから録画映像を視聴できる「マルチホーム」に対応させるとしている。
このほか、7月からテレビのリモコンを使って商品を購入できるサービスのトライアルを実施するほか、2010年度中にユーザーの視聴行動にあわせて番組やVOD作品を推奨する機能などを提供する予定だ。
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