オール・アクセス・トゥデイ・ジャパンは、スマートフォン向けアプリを12万円から作成できるプラットフォームサービス「Mobile Roadie」を発表した。米国Mobile Roadieと日本における独占販売契約を締結したことによるもの。
Mobile RoadieのCMSを利用し、プログラムの知識がない人でもアプリが作成できる手軽さが最大の特長だ。色や素材などを選択しながらブログをつくる感覚で作成できるとしており、クールなデザインも特長のひとつ。やりたいことが決まっており、画像などの素材があれば「素人でも30分程度でCMSを通じてアプリ制作からApp Storeへの申請までを終了できる」という。
Mobile Roadieは、マドンナやリンキン・パークなどのオフィシャルアプリなど、アーティストやスポーツチーム、商業施設など約1000本のアプリをリリースした実績を持つ。日本では、すでにエイベックス・エンタテインメントのアーティスト「Shinichi Osawa」がアプリを公開しているほか、小学館、TBSテレビ、芸能プロダクションVision Factoryが10月にもアプリをリリース予定など、すでに30社近くが採用を決定しているという。
Mobile Roadieは、「売れないアーティストたちが自分たちでファンクラブを作り、チケット販売もできるようにしたい──というコンセプトから始まった」(代表取締役の畠山祐聖氏)としており、音楽のストリーミング配信やUstreamを利用したリアルタイムの動画配信、ECサイトへのリンク、Twitter、Facebookとの連携、チケット会社とのリンク機能など30種類の機能を持つ。ユーザーのiPhoneへ直接プッシュ通知を使って、イベントの告知などを行える機能も持つ。アーティスト向けのアプリのみならず、幅広いジャンルのアプリに応用可能だ。
Mobile RoadieはiPhone及びAndroidの両プラットフォームに対応し、簡単な操作で一度に双方のコンテンツ作成が行えるのも特長のひとつだ。年内にはiPadとBlackBerryにも対応予定という。CMS等のプラットフォームサービスは、基本機能とプッシュ通知機能が利用できる「Core」(年額12万6000円)とCore機能+グローバル検索機能などが付いた「Plus」(年額26万2500円)、Plus+デザインカスタマイザー機能などが付いた「Pro 」(年額52万5000円)の3つの年間プランがある。複数のプラットフォームに向けてアプリを作る場合や、複数のアプリを作成する場合には別途料金が必要になる。
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