「Microsoft Live Meeting」と「Microsoft Communicator」を組み合わせたら、「Microsoft Lync」になるのだろうか?
MicrosoftのオールインワンIM/VoIP/カンファレンス製品「Office Communications Server 14」用のCommunicatorクライアント次期版の名称は、「Lync」のようだ。
(念のために書いておくが、Microsoftの関係者はLyncについて何も認めようとしていない。「現時点で発表することはない。だが、Microsoft Communications Server “14”の最新情報に注目して欲しい」というのがMicrosoft広報担当者のコメントだ。)
ある読者が、Microsoft Lyncと呼ばれるものについて述べているブログ(これは、MicrosoftのゴールドパートナーであるGlueck&Kanja Consulting AGが作成したサイトだと思う)の存在を教えてくれた。そこには、以下のように書かれている。
「Microsoft Office」の機能と使いやすさを拡張し、世界中のパートナー企業や同僚とつながろう。既存インフラを活用して音声、ビデオ、ウェブ会議、IMとプレゼンス表示、企業通話を送信しよう。すべては、「Office Outlook」とユニファイドコミュニケーション(UC)インターフェースのOffice Communicator/Lyncから直接アクセス可能だ。
このブログによると、「開発者はLyncの要素を自分のアプリケーションに組み込み、あらゆる携帯電話に対して、UCに対応した全てのサービスにアクセスを提供できる」という。
Microsoftのダウンロードサイトにも、「Lync」という言葉がいくつかある。たとえば、「Lync 2010 Attendee」という言葉があるが、どうやらウェブ会議ソフトウェア「Live Meeting」の最新版を指しているようにみえる。
Microsoft Lync 2010 Attendeeは会議クライアントで、これを利用してMicrosoft Lync 2010をインストールしていないユーザーもオンライン会議に参加できる。管理者アカウントを持つユーザーがLync 2010 Attendeeをインストールすれば、そのコンピューターの利用者はMicrosoft Lync Server 2010がホスティングする会議に参加できる。
Microsoftは次期「Office Communications Server(OCS) Wave 14」の詳細情報をいくつか公開している。同製品は現在、限定テスト段階にあり、2010年12月に「OCS 2010」としてリリースされると予想されている。
Microsoftの関係者は2010年に入り、音声/ビデオ会議製品であるLive MeetingをOCS向けクライアントに統合する計画を明らかにしていた(Communicatorをインストールしていないユーザー向けに、「Silverlight」ベースのOCS 14ウェブクライアントも提供する予定だ)。
Microsoftはまた、OCS 14を音声とビデオの両方でWindows Live Messenger Wave 4と連携可能にする計画も明らかにしている(OCS 14がサードパーティ提供の他のIM製品と連携できるかどうかについては、計画を明らかにしていない。だが、Live Messenger以外のサービスと音声とビデオの両方で完全に連携するというのは非現実的にみえる)。
Microsoftの幹部は2010年夏、7万4000人のMicrosoftユーザーがPBXシステムと接続せずにOCSを利用していると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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