HOYAのPENTAXイメージング・システム事業部は9月9日、オーダーカラー受注システムにより、120色から選べるエントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-r」を発表した。10月中旬から発売する。
K-rは、APS-Cサイズの新型CMOSイメージセンサを搭載したエントリーモデル。約1240万画素の静止画と、Motion JPEG(AVI)による1280×720ピクセル(25fps)のハイビジョン動画を撮影できる。
画像処理エンジンには高速データ、低ノイズ処理に優れる「PRIME II」を採用し、秒間最高6コマの高速連続撮影と、ISO200〜1万2800までの感度設定ができるとしている。カスタム設定時にはISO100〜2万5600までの撮影が可能だ。
AFには、11点のワイドAFセンサシステムの「SAFOX IX」を採用。専用のAF補助光も搭載し、ピント合わせの精度を向上したとのこと。視野率96%の光学ファインダ、約92.1万ドットの3.0型液晶モニタを備える。
ボディサイズは高さ97mm×幅125mm×奥行き68mmで、重量は約544g(本体のみ)。電源には専用のリチウムイオン充電池を採用するが、別売の単3形電池ホルダ「D-BH109」を使用すれば、単3形乾電池4本での駆動も可能だ。同社によると本体電源で2種類のバッテリに対応するのはデジタル一眼レフカメラで初としている。
ボディカラーはホワイト、ブラック、ピンクの3色を用意する。店頭想定価格はボディのみの「PENTAX K-r キット」が7万5000円前後、18〜55mmのレンズを同梱した「PENTAX K-r レンズキット」が8万円前後、レンズキットに55〜300mmのレンズを加えた「PENTAX K-r ダブルズームキット」が10万円前後になる。
また、レギュラーカラーの3色に加え、117種類のカラーバリエーションを受注にて販売するオーダーカラー受注サービスもスタート。カメラボディ12色とグリップ10色の全120種類から、好みのカラーを選択できるほか、専用交換レンズ「smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL」(11月中旬発売予定)も全11種類のカラーを用意する。
販売は専用ウェブサイト、もしくはカタログによる店頭からの注文になり、同日から受注を開始している。申し込みから最短2週間程度で出荷されるとのことだ。専用ウェブサイトでは、ボディ、グリップ、レンズの各色を変更しながら確認できるカラーシミュレータも用意する。
また、購入後にグリップを交換できる「K-r グリップ交換サービス」を11月中旬にスタートする予定。交換料金は5250円(送料別)になる。
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