HOYA PENTAXイメージング・システム事業部は2月25日、防水コンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio W90」とオールインワン・タイプの「PENTAX X90」を発表した。
PENTAX Optio W90は、防水性能や耐衝撃性能のさらなる強化に加えて、アウトドアでの自然観察を楽しめる「デジタル顕微鏡」モードを搭載したのが特長だ。1cmマクロ撮影とデジタルズームを組み合わせることで、微小な被写体を大きく拡大して液晶モニタで観察し撮影できる機能を備えた。
防水性能は、従来の水深5mから6mへと向上。連続2時間の水中撮影が可能だ。犬や猫の顔にも対応した顔検出機能を搭載しており、顔検出は最短約0.03秒で最大32人。
有効画素数は約1210万画素で、新型の画像処理エンジンと高性能PENTAXレンズを搭載する。HD動画撮影が可能で、映像・音声出力用のHDMIマイクロ端子を新たに備えた。液晶は、16対9のワイドな2.7型液晶モニタを搭載。発売は3月中旬で、価格はオープン。市場想定価格は4万円程度。
PENTAX X90は、光学26倍の超高倍率ズームレンズを新たに搭載。1cmマクロモードに加え、広角26mmから超望遠の676mm(35mm判換算)までの幅広い撮影領域に対応する。さらに光学ズームと同等の画質を維持したままで画像を拡大できる「インテリジェントズーム」機能により、最大で約162.5倍(35mm判換算で約4225mm)相当の高倍率ズーム撮影も可能という。
また、撮像素子(CCD)シフト方式の手ぶれ補正機構“SR”を搭載。シャッタースピード換算で最大約3段分に相当する補正効果があるという。さらに動画撮影時の手ぶれをソフトウェアにより効果的に補正する「Movie SR」機能し、HD動画撮影をより簡単に楽しめるとしている。
屋外での視認性に優れた視度調整機構付の電子ビューファインダーを搭載したほか、大容量のリチウムイオン充電池を新たに採用したことにより、従来機種に比べて撮影可能枚数を約50%向上。1回の充電で約255枚の撮影が可能になった。
有効画素数は約1210万画素。「顔検出AF&AE」機能の性能を向上させ、撮影後に人物の顔部分だけをひとまわり小さくして画像を整える「小顔フィルター」を新たに採用した。発売は3月下旬で、価格はオープン。市場想定価格は4万台前半。
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