ゲームグラフィックス性能に優れたノートPCを探しているが、まだ購入には至っていないという人は、今まで待って正解だったと言えるだろう。NVIDIAは次代のノートPC用GPUを発表した。同社のミドルエンドおよびハイエンド製品における全面的なアップグレードとなっている。
「GeForce 400M」シリーズGPUはDirectX 11に対応の「Fermi」アーキテクチャで設計された初のノートPC用プロセッサだ。同シリーズのGPUはすべてグラフィックス自動切り替え機能「NVIDIA Optimus」に対応している。これにより、Optimusグラフィックス自動切り替え機能を目にすることが増え、高速なノートPCでバッテリ節約性能がさらに向上するだろう。
新しいプロセッサ群は、パフォーマンスカテゴリの「GeForce GT 445M」「GeForce GT 435M」「GeForce GT 425M」「GeForce GT 420M」「GeForce GT 415M」と、マニア向けのカテゴリ「GeForce GTX 460M」「GeForce GTX 470M」「GeForce GTX 480M」で構成される。プロセッサコア数はGeForce GT 415Mの48個から、GeForce GTX 470Mの288個までさまざまだ。これらのGPUの多くは「3D Vision」に対応している。また、GPUの処理能力をアプリケーションで使えるようにする「CUDA」は、これらすべてでサポートされている。
注意事項が1つある。安定したローエンドGPUの「GeForce 305M」と「GeForce 310M」に変更はないので、これらのGPUを搭載したノートPCを求めている人にとっては現状に変化はない。
今回紹介したGPUは米国時間9月2日より、Hewlett-Packard(HP)を除くすべての主要ノートPCメーカーの製品に搭載される。われわれは、そうした新ノートPCをいくつかテストすることを楽しみにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス