「HTML 5時代にも『Silverlight』の未来はある」とマイクロソフト

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子2010年09月03日 13時09分
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 Microsoftは2010年3月に開催した「MIX10」で、「Internet Explorer(IE) 9」におけるHTML5対応のビジョンについて語った。これを受け、「Silverlight」の将来についてさまざまな疑問が出された。

 あれから6カ月が経過し、その間にSilverlightの最新版(バージョン4)も4月に公開されたが、疑問はまだ解決していない。ウェブ開発者が新しいウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションを開発する場合、IE 9をターゲットにすべきか、Silverlightにすべきか?

 Microsoftはこの問題が関連するホワイトペーパーやガイダンスの類を一切公開していない。IEの公式な位置づけは“ウェブの未来はHTML 5”だが、Silverlightは(まだ)死んでいない。だがつい先日、Silverlightチームがついに立ち上がり、同プラットフォームの将来を擁護した。

 開発者プラットフォーム担当製品マネジメントディレクターのBrad Becker氏はSilverlight Teamブログにて、勇敢にも「The Future or Silverlight(Silverlightの将来)」というタイトルで記事を掲載した。Becker氏はここで、HTML 5が現実のものになるのはまだ先であり、流動性のある標準だという主張を繰り返している。そして、さまざまなプラットフォームで動くコンテンツやアプリの開発に加え、プレミアムメディアコンテンツを作成したい開発者にとってもSilverlightこそが正しい技術であると記した。

 ビジネスやエンタープライズアプリケーションとコンシューマー向けアプリケーションの間にはオーバーラップと混乱がある。このような状況で、Microsoft中心の開発者はIEをターゲットにすべきか、Silverlightをターゲットにすべきか?Becker氏の答えは、プログラマー個人により異なり、快適に作業できるプラットフォームを選択すべきということのようだ。

 どのような場合にSilverlightをターゲットにし、どのような場合にIE/HTML 5をターゲットにすべきかについて、Microsoftが開発者向けにより明確なガイダンスのようなものを準備してくれないかと期待している(わたし自身、開発者からこれに関するMicrosoftの見解をよく尋ねられるので、ホワイトペーパーのようなものがあると助かる)。ひょっとすると、「Silverlight 5」について話をするための準備をする段階になって、Microsoftは自分たちのポジショニングや戦略を見出すことになるのだろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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