日本IBM、仮想化環境に最適なリソースを構成した仮想化専用x86サーバを発表

富永恭子(ロビンソン)2010年09月02日 17時25分
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 日本IBM(IBM)は9月2日、x86サーバ「仮想化推奨モデル」の3製品を発表した。同製品は、プロセッサやネットワークなどの資源を効率的に活用できるよう、IBMがあらかじめ最適な仮想化環境として、プロセッサやメモリ、仮想化OSおよびネットワーク部品等を仮想化用途向けに構成、検証したもの。このためユーザーは、仮想化環境構築のために必要性能の見積もりや必要なオプション製品の個別発注が不要になる。

 発表された3製品は、ブレードサーバ「IBM BladeCenter HX5 仮想化推奨モデル」、3U(ユニット)サイズのラックマウントサーバ「IBM System x3690 X5 仮想化推奨モデル」、および5Uのラックマウントサーバ「IBM System x3950 X5 仮想化推奨モデル」。BladeCenter HX5は50〜80台の仮想マシン、x3690 X5は50〜100台、x3950 X5は100〜250台の仮想マシンの稼働に適した構成となっている。

 これらのモデルは、512Gバイトまでのメモリを増設できる拡張メモリユニット「MAX5」により、物理サーバの台数を増やすことなくメモリ容量のみを拡張できるIBMの次世代x86サーバアーキテクチャ「第5世代 Enterprise X-Architecture(eX5)」に準拠している。サーバ本体に搭載できる最大数のプロセッサとMAX5があらかじめ搭載されており、メモリのみを増やすことで、プロセッサ性能を最大限に活用しながら仮想マシンの増加に対応できるという。また、1秒間当たり10ギガビット(10Gbps)のネットワーク帯域を分割でき、2本のEthernetケーブルで8つのネットワークに接続できる拡張ボード「バーチャル・ファブリック・アダプター」を搭載し、トランザクション量の異なる業務でも1台で運用できるとしている。

 また、同モデルでは事前に必要な性能を見積もったり、プロセッサやメモリ、仮想化OSなどのオプション製品を個別にオーダーする手間が省けるだけでなく、96個ものメモリモジュールを含め、必要なオプション製品をサーバ本体に組み入れたり、稼働検証する必要がない。このため、製品が手元に届いてから5分程度で設置でき、電源を入れれば仮想化サーバとして利用できるという。

 仮想化推奨モデル3製品の提供価格は、IBM BladeCenter HX5 仮想化推奨モデル(ブレード)が300万円(税別)から、IBM System x3690 X5 仮想化推奨モデル(ラックマウント)が473万円(税別)から、IBM System x3950 X5 仮想化推奨モデル(ラックマウント)が800万円(税別)からとなる。

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