アップル、新型「iPod」とソーシャル強化した「iTunes 10」などを発表

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年09月02日 07時18分

 米国時間9月1日に開催されたAppleの年次音楽イベントでは、あまりサプライズはなかったが、例年通りクリスマスシーズンに向けた新しい「iPod」が披露され、また「Apple TV」の新型が発表された。

 以下は、Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏が1日、サンフランシスコで発表した内容の要旨である。それ以前からの同イベントの1日を追ったライブカバレッジは、こちらで参照してほしい。

  • Appleは、「iOS」の新バージョン「iOS 4.1」を発表した。バグが修正され、以前発表されたソーシャルネットワークゲームを構築する開発者向けの「Game Center API」が導入される。また、「iOS 4.2」が、2010年中にリリースされる予定である。iOS 4.2では、「iPhone」と「iPad」上のソフトウェアが統一され、Wi-Fiを介して他のデバイスに音楽をストリーミング可能になる。
  • 3種類の新しいiPodが発表された。「iPod shuffle」は前世代のボタンのないデザインからよりクラシックな外観に戻った。「iPod nano」は小型化され、タッチスクリーンを搭載するがビデオ再生ができなくなった。「iPod touch」はより薄くなり、「iPhone 4」で初めて導入された機能のほとんどを搭載する。これらの新しいiPodは来週発売予定となっている。
  • Appleは、「iTunes 10」を発表した。こちらは直ちに利用可能である。ロゴが新しくなり、友人が何を聴いているかを調べたり、コメントしたり、推奨したりすることができる「Ping」と呼ばれるソーシャル音楽サービスが提供される。
  • Apple TVはより低価格で小型になり、9月中に出荷予定である。これによってAppleは、Jobs氏が長い間「hobby」(趣味)と呼んできたものに対する関心を取り戻そうとしている。価格は99ドルで、ユーザーはHD(高精細)のテレビ番組を、iTunesに加え、ABCやFoxなどのパートナーからレンタルすることができる。同機器からNetflixのストリーミングサービスにアクセスすることもできる。
  • この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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