三洋電機は8月31日、充電池「eneloop」のコンセプト商品群「eneloop universe products」の新製品として、携帯用電源4機種を発表した。発売は10月21日になる。
三洋電機モバイルエナジーカンパニー グローバルCRM事業部市販事業統括部統括部長の白井浩明氏は「エレクトロニクスNo.1の環境革新企業を目指すパナソニックグループにとって、『eneloop』はシンボル的な商品。今回発表する緊急充電器市場は、急拡大するスマートフォンやタブレット端末の電池切れを解消する製品。今まで乾電池式の緊急充電器を使っていたユーザーの『乾電池の交換費用が高い』『十分な充電量が得られない』などの不満をなくす」と話した。
発売されたのは、USB出力付リチウムイオンバッテリ「KBC-L2BS」、USB出力付ハンディ電源「KBC-D1BS」、「ニンテンドーDSLite」専用充電アダプタ「KBC-DS2AS」、「ニンテンドーDSi/DSi LL」の専用充電アダプタ「KBC-DS3AS」。アップルの「iPad」やNTTドコモ「Xperia」など、今まで充電が難しかった高容量製品への充電に対応した製品もそろえる。
USB出力付リチウムイオンバッテリのKBC-L2BSは、リチウムイオンバッテリにUSB端子を2つ搭載。従来500ミリアンペアだった出力を1アンペアのハイパワー出力へと変更したことで、iPad、Xperiaといった機器の充電を可能にした。
充電はAC電源に加え、パソコンなどのUSBからも可能。アンペア数は落ちるが2つの機器へ同時に出力することもできる。Xperiaなども充電できる「マイクロUSB用アタッチメント」を同梱する。本体サイズは高さ62mm×幅70mm×奥行き22mmで、重量約130g。店頭想定価格は6000円前後。
単3形のeneloopを2本内蔵し利用する「eneloop stick booster」は、ニンテンドーDSLite専用など3タイプを用意した。
USB出力を装備したKBC-D1BSは、500ミリアンペアで約90分の出力が可能。Xperiaなども充電できる「マイクロUSB用アタッチメント」を同梱する。店頭想定価格は3000円前後。
KBC-DS2ASはニンテンドーDSLite、KBC-DS3ASはニンテンドーDSi/DSi LL専用の充電アダプタ。いずれもゲーム機のACアダプタと同じ電圧、電流になるよう設計したとしている。KBC-DS2ASは450ミリアンペアを約100分、KBC-DS3ASは600ミリアンペアで約65分(DSi LLは約70分)の出力ができる。店頭想定価格は各3500円前後になる。
本体サイズは直径18mm×高さ148mm。重量はUSB出力付きが22g、それ以外が40g(いずれも電池除く)となる。
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