VMwareが今週の年次カンファレンスの準備を進める中、MicrosoftはVMwareのアイデアと顧客の両方を奪おうとしている。
米国時間8月31日付のUSA Todayに掲載される広告で、MicrosoftはVMwareの顧客に対し、VMwareと新規の長期契約を締結する前によく考えるよう強く促している。
「VMwareは仮想化プロジェクトに関して、多くの顧客に3年間のライセンス契約の締結を求めている。しかし、クラウドコンピューティングが登場した今、3年間の仮想化プランに申し込んでしまうと、完全なクラウドコンピューティング環境の構築に必要な幅広いテクノロジ、柔軟性、規模を提供できないベンダーに囲い込まれる可能性がある」。MicrosoftのバイスプレジデントであるBrad Anderson氏は、VMwareの顧客に宛てた公開書簡でこのように述べた。
Microsoftが伝えようとしている主張は、VMwareのアプローチはコスト節約の手段としての仮想化に重点を置いており、データを企業のデータセンターに保存する方法から、ローカルとサードパーティーのクラウドベースサービス上の両方に保存する方法への大規模な移行における仮想化ではないというものだ。
MicrosoftのAmy Barzdukas氏は30日、米CNETとの電話インタビューの中で「仮想化はクラウドへの移行に必要な要素ではあるが、それだけでは不十分だ」と述べた。Microsoftは、同社の主要サーバ製品のすべてをサーバソフトウェアとホスト型のクラウドベースサービスの両方の形態で提供する予定について言及している。
VMware関係者にもコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス