iTunes Storeのコンテンツをオンラインでホストしてインデックスを作成すれば、Appleは検索面でも有利になる可能性がある。Google検索でPandora、iLike、Rhapsodyといったオンラインサービスからの音楽検索結果が優先して表示される傾向があるのは、企業としてGoogleとAppleが競合関係にあることにはほとんど関係なく、単にAppleのiTunesコンテンツがウェブ上に意味のある形で存在していないという事実とより深く関係しているのかもしれない。
Appleは、2009年にオンライン音楽小売業者Lalaを買収したことから、iTunesを(少なくとも音楽ダウンロードについては)ウェブ上で展開するために必要なものをすべて持っているように思える。99セントの楽曲を購入するためだけに動作の遅いコンピュータでiTunesを起動するたびに重いため息をついている人は、iTunesがついにウェブ時代に足を踏み入れるときが来たことを願おう。
Appleが2008年に開始したオンラインサービスMobileMeにより、ユーザーは年間99ドルで写真、カレンダー、アドレス帳、電子メールなどのファイルをオンラインでバックアップできるようになった。興味深いことに、MobileMeで対応していないメディアタイプの1つが音楽だ。
Appleはデジタル音楽コレクションを購入し整理する手段として最も広く使用されているもの(iTunes)をすでに持っているため、iTunesライブラリをクラウドでバックアップする手段を提供することはたやすいように思える。音楽をオンラインで保存できる場所があれば、音楽ライブラリを、日常生活で使用する複数のコンピュータ間で、場所を問わず本当の意味で同期できるようになるかもしれない。
当然ながら、音楽レーベルからは、ユーザーが音楽コレクションのデジタルバックアップをオンラインで作成することについて一言二言あるかもしれないが、MP3tunes、mSpot、Lalaなどのオンラインサービスがすでに同様のソリューションで前例を作っている。
Appleは2007年にiPod touchを発表して以来、毎年決まったように、同デバイスをiPhoneの最新機能に匹敵するほどまでにアップグレードしている。2010年もこれまでと同等のことが予想される。
新しいiPod touchには、6月に発表された「iPhone 4」に搭載されているものと同じ明るい「Retina」ディスプレイが搭載されるという予想が広まっている。Appleの特別なディスプレイテクノロジはネイティブで960×640の解像度を実現する。これは対角3.5インチの画面に61万4400ピクセル(326ppi)表示されるということであり、現行世代iPod touchの320×480画面に表示されるピクセル数の4倍にあたる。
また、iPodの部品を写した不揃いの写真がインターネット上に出回ったこともあって、新しいiPod touchにはカメラが搭載され、iPhone 4向けに開発された「FaceTime」ソフトウェアを使用したビデオ通話が可能になるという憶測もある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス