Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は8月30日、多数のインスタントメッセンジャー(IM)クライアントを経由して拡散する新種のワームを検知したと発表した。このワームは多言語に対応しており、同時に複数のIMクライアントを経由してIMユーザーを感染させる。
同社では、このワームの亜種を4種類検知しており、ワームのファミリーを「IM-Worm.Win32.Zeroll」と命名している。これらのワームは、Yahoo!メッセンジャー、Skype、Paltalk Messenger、ICQ、Windows Liveメッセンジャー、GtalkなどのIMを利用する。
PCに侵入すると、PC内のあらゆるIMクライアントのコンタクトリストをのぞき、見つけたすべてのアドレスに自分自身を送信する。メッセージにはリンクが張られているが、そのリンク先は画像ではなく悪意のあるファイルとなっており、そのリンクを開くことで感染する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」