「This Week in Google」では、毎週Googleに関する最新情報を伝えているが、気の毒なことに最新版の収録が終わった直後、Googleから大きな発表があった。
Googleは米国時間8月27日、「Google Beat」という毎週配信の動画番組を制作する計画を発表した。この番組では、「Google Insights for Search」と「Google Trends」で得られたデータを元に、その週に検索件数の多かったクエリを取り上げる。Googleは年末が近づくと、その年に人気の高かったキーワードを紹介する「Google Zeitgeist」を集計しているが、GoogleのGabriel Stricker氏はGoogle Beatについて、それと同じようなことを週単位でやろうとするものだと説明した。
Googleにとって、Google Beatはどちらかと言えば新しい取り組みだ。形式としては基本的に90秒のニュースおよびエンターテインメント番組だが、ごく最近までGoogleは、独自にコンテンツを制作したり、これほど直接的に自社のマーケティングをしたりすることにあまり関心を示していなかった。だが、長年にわたって口コミによる宣伝に依存してきたGoogleも、2010年に入ってマーケティング戦略に関する考え方を多少変えつつあることがうかがえる。たとえばスーパーボウル用に制作したCMだ。同社はそれに続き、主に「YouTube」に限定して「Search Stories」(検索ストーリー)キャンペーンを展開している。
Stricker氏によると、Googleは、検索件数の多いキーワードについて情報を求めるメディアなどから多くの問い合わせを受けており、動画を利用すれば、そういった問い合わせに最も効率的に答えられると考えたという。Google Beatには、同社広報担当者の1人であるAnne Espiritu氏が出演する。
今のところ、「Google News」を対象にしたこの種の番組を制作する計画はないと、Stricker氏は述べている。また、YouTubeのトップページにこの動画を大々的に配置する計画もないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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