Googleは米国時間8月25日、「Gmail」に組み込まれている「Google Talk」チャットアプリを、ついに音声に対応させた。具体的には、プラグインによってダイアルパッドが表示され、Gmailの受信箱や「iGoogle」からVoIP通話を開始することができる。ただし、重要な注意点として、このサービスは現在米国のGmailユーザーにしか提供されていないことが挙げられる。
Googleが2009年11月にVoIP企業Gizmo5を買収して以来、このようなサービスが出るだろうとわれわれは予想していたし、デスクトップアプリケーションになるのではないかという憶測すらあった。しかしそうではなかった。米CNETは8月24日に社内でこのオンライン機能を発見し、25日にGoogleがこのVoIPのニュースを公表した。われわれはオンラインアップデートが行われてすぐ、この新サービスのレビューに取りかかった。
Google TalkのVoIP機能のテストは、WindowsのデスクトップPC、WindowsのノートPC、Macのノートブックで行った。Google Talkサイドバーの、自分の名前とステータスバーのすぐ下に、「Call phone」ボタンがある。場合によっては、これをクリックしてGoogle TalkのVoIPサービスを有効にしようとすると、ダイアルできるようになる前に、Google Talkの音声およびビデオプラグインをインストールするよう求められる。このプラグインは必須だが、既存の機能であるビデオ通話を試したことがあるなら、すでにインストールされているかもしれない。
これは言わなくてもいいことかもしれないが、とにかく言っておこう。コンピュータから電話の相手に声を届けるには、コンピュータに内蔵されたものであれヘッドセットであれ、手元にマイクが必要だ。
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