2010年秋の「Windows Phone 7」リリース時に発売されるデバイスについては、どの携帯電話メーカーも詳しい内容を公表していないが、何が登場するかを十分に予想できるような情報が届き始めた。
すでに、いくつかのモデルの写真、ビデオなどを始めとする詳細情報がインターネット上に流れている。例えば、LGのキーボードを搭載した「C900」とタッチスクリーンのみ搭載の「E900」、HTCの「Mozart」、サムスンの「Cetus i917」などだ。
Windows Phone 7では、画面解像度、コンポーネント、その他の詳細についての仕様をMicrosoftがきびしく規定しているため、どの電話機も互いにきわめてよく似ており、さまざまなハードウェアデザインのなかで、カメラ、キーボード(あるいは、キーボードがないこと)、スクリーンのタイプなどが主な差別化要因となっている。
LG、サムスン、およびHTCはすべて、Windows Phone 7リリース時のパートナー企業だと見られている。サムスンのデバイスとLGのキーボード搭載モデルは、米連邦通信委員会(FCC)からすでに承認を得ている。
FCCの文書のなかで「W910」と呼ばれているLGモデルは、同社から発売される別モデルかもしれない。Phonescoopによってすでに報じられているこのFCC文書には、数枚の写真に加え一部の機能について説明した簡易ユーザーマニュアルも添付されている(ただし、これがWindows Phone 7搭載のものなのか他のバージョンの「Windows Phone」なのか、筆者には疑問に思う点も一部あるため、引き続き調査中だ)。
IdentityMineのKurt Brockett氏は、これまで予測、推測されているすべてのハードウェアのリストを更新し続けている。
情報が流れた各デバイスは、私が1カ月ほどテストしたサムスンの「Taylor」など、開発者向けに現在提供されているデバイスとは別のものだ。Microsoftによれば、開発者向けデバイスを商用リリースする予定はないという。
Microsoftは先週、TaylorとLGのキーボード搭載デバイスを使用して、Windows Phone 7向けに設計した初の「Xbox LIVE」ゲームをいくつか披露している。
さらに、Microsoftは9月16日に、Windows Phone用開発者向けツール群の最終バージョンを公開する予定だ。これらのツールを使えば、開発者は「Panorama」コントロールや「Pivot」コントロールなどのコンセプトに基づく機能を利用できるようになる。また、同社は23日付けのブログ投稿で、このツールセットのベータ版が30万回以上ダウンロードされたことも明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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