Googleは米国時間8月12日、サンフランシスコの本社でプレスカンファレンスを開催し、Androidの新アプリケーションを2つ発表した。
1つ目に披露されたのが、音声によって操作を入力する機能。Googleでモバイル製品を担当するHugo Barra氏によると、現在もAndroid端末に入力される検索リクエストの4分の1が音声を利用したものであるという。
このアプリケーションではすでに利用が可能になっていたウェブ検索以外に、音声のみで電話をかけたり、電子メールを送信したりする機能など12種類のボイスアクションが用意されている。筆者が興味を覚えたのは「note to self(自分宛のメモ)」というアクションだ。マイクボタンを押して「note to self」という言葉に続けて用件を発声すると、それがテキストに変換される。
今回発表されたもう1つのアプリケーションは、デスクトップのChromeブラウザとAndroid端末上の情報を同期させるというもの。ChromeブラウザとAndroid端末の双方のエクステンションが連係して動作する。デスクトップで目的地までの道順を調べ、それをAndroidに転送するといった使い方が可能だ。
このツールはGoogleのDave Burke氏が、勤務時間の20%を本来の業務以外のプロジェクトに割くことのできるポリシーを利用して作成した。
両アプリケーションともAndroid 2.2で動作し、12日よりAndroid Marketで提供が開始される。音声入力は現在のところ英語のみに対応する。
Googleは音声アクションのアプリケーションを「iPhone」などのほかの携帯電話で利用可能にすることにも意欲を示しているが、Barra氏によるとこのアプリケーションはまだAppleに申請していないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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