Windows Phone 7プレビュー--スマートフォン市場での勝機はあるか(後編) - (page 2)

文:Bonnie Cha(CNET News) 翻訳校正:石橋啓一郎2010年08月13日 08時30分

音楽と動画

 Windows Phone 7が本当に優れており、ライバルを脅かす分野があるとすれば、それは音楽体験だ(Xbox LIVEもそういった分野かもしれないが、テストできていないので何とも言えない)。

 Windows Phone 7にはZuneが完全に統合されており、Zune HDを使ったことがある人なら、誰でもMusic + Videosハブのインターフェースには馴染めるはずだ。Zuneを使ったことがないのであれば、慣れるまでには少し手間が掛かるだろうが、インターフェースは新鮮で楽しいものだ。このプレーヤーは操作が簡単で、アルバムアートとアーティストの写真の両方が背景で表示される。マルチタスキングで使用しているときの、プレーヤーの操作が簡単であればさらによかった。

 音楽を聴きながら別のアプリケーションを使っているときには、画面のどこにも今聞いている曲は表示されないし、曲の早送りや巻き戻しなどの操作ボタンもない。われわれがボリュームの表示部を偶然触ってしまったとき、初めて小さなツールバーが画面の上部から降りてきて、これで操作ボタンが表示されることがわかった。この仕組みに問題はないし、これと付き合っていくこともできるが、最初からそういう仕組みだと分かりやすいようにしておいて欲しかった。

 音楽や動画を携帯電話に移すには、Zuneのデスクトップソフトウェアを使う必要があり、これはマルチメディア以外のファイルについても同様だ。デバイスとPCの間の同期とコンテンツ管理は、すべてこのZuneソフトウェアを通じて処理される。Exchange ActiveSyncはもはや存在しない。われわれはプレリリース版のソフトウェアを受け取ったのだが、クライアントはActiveSyncよりもはるかに魅力的で使いやすかった。

 楽曲や動画、ポッドキャストをドラッグ&ドロップし、再生するのは簡単だった。もちろん、携帯電話から直接でも、PCからでも、Zune Marketplaceで新たに音楽や動画を購入してダウンロードできる。しかし、Zune Passに登録すれば、携帯電話で無制限に音楽をストリーミングで聞くこともできる。問題はこの機能を利用するには月あたり14.99ドル余分にかかるということだが、新しい音楽を発見する方法の1つとして、これは確かにあった方がいい。Zune Passを選択しなかった場合でも、Windows Phone 7の端末はすべてFMラジオ機能を持っており、Pandoraなどのサードパーティーストリーミングサービスもサポートされると思われる。

 米CNETブロガーのMatt Rosoff氏も言っている通り、少し磨けば、Microsoftは究極のモバイル音楽サービスを作り上げることもできるだろう。

カメラと写真

 カメラアプリケーションは、十分なオプションと編集機能を持っており、少し挙げただけでもバランス調整、オートフォーカス、効果、ISO感度コントロール、露出補正、飽和レベルなどがある。繰り返すが、インターフェースは単純だがエレガントなもので、写真を撮るとそれがカメラスクリーンの左側に表示され、それをスワイプ操作するだけで、フォトギャラリーを立ち上げなくてもその画像を簡単に見ることができるところは素晴らしい。

サンプル写真 Sansung Taylorのカメラで撮影したサンプル写真。
提供:Bonnie Cha/CNET

 カメラで撮ったすべての写真は、Photoハブのカメラロールの下に表示される。画像を長押しすれば、メールやMMS、Facebookなどで共有することができるし、Windows LiveのオンラインストレージシステムであるSkyDriveにアップロードすることもできる。残念ながら、現時点では動画を携帯電話から直接アップロードしたり共有したりすることはできない。そうしたい場合には、一旦コンピュータにファイルを転送する必要がある。

 Samsung Taylorはプロトタイプデバイスだが、この端末の5メガピクセルカメラで撮影した写真はかなり満足できるものだった。さらに重要なことは、カメラは高速でシャッターラグも非常に小さかったことで、今後登場するものについても期待したい。

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