マカフィーは8月9日、7月のサイバー脅威の状況を発表した。このレポートは、同社のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出し、同社の研究機関であるMcAfee Labsの研究員が分析をしたもの。
レポートによると、ウイルスでは偽セキュリティソフト「SysInternals Antivirus」を対象とした検知名である「FakeAlert-SysIntAV!env.a」がランクインしている。偽セキュリティソフトは現在最も活発な脅威のひとつであり、多くのソフトやその亜種が頻繁に作成されている。
外部メディアを経由して感染するAutorunワームである「Generic!atr」によって感染することの多いオンラインゲームのパスワードスティーラー「Generic PWS.ak」や「PWS-Gamania」がランクインしていることなど、状況は先月と同様としている。
ウイルス検知数の上位は、社数では1位がGeneric!atr、2位がGeneric PWS.ak、3位がFakeAlert-SysIntAV!env.a。データ数では1位が「W32/Almanahe.c」、2位が「W32/Conficker.worm!job」、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」。マシン数では1位がGeneric!atr、2位がW32/Conficker.worm.gen.a、3位がW32/Conficker.worm!jobとなっている。
また不審なプログラム(PUP)検知数の上位は、社数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「Generic PUP.d」。データ数では1位が「MWS」、2位がGeneric PUP.x、3位がAdware-OptServe。マシン数では1位がGeneric PUP.x、2位がAdware-OptServe、3位が「MySearch」となった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」