マカフィーはこのほど、6月のサイバー脅威の状況を発表した。このレポートは、同社のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出し、同社の研究機関であるMcAfee Labsの研究員が分析をしたもの。
レポートによると、ウイルスでは5月と同様にウェブ経由の「Drive-by-Download」攻撃が活発となっている。また、外部メディア経由で感染する「W32/Conficker」や、オンラインゲームの「PWS-Gamania」や「Generic PWS」などのパスワードスティーラーも引き続きランクインしている。
検知会社数の11位にランクインした「Generic FakeAlert.iv」は、偽セキュリティソフトウェアを対象にした一般的検知名。感染経路がDrive-by-Download攻撃、偽のメールや検索サイトの検索結果を操作するSEO、さらにFacebookなどのSNSと多彩なため、メールやウェブを問わずリンクのクリックには十分な注意が必要としている。
ウイルス検知数の上位は、会社数では1位が「Generic!atr」、2位が「Generic PWS.ak」、3位が「PWS-Gamania.gen.a」。データ数では1位が「W32/Almanahe.c」、2位が「Generic PWS.y!bzn」、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」。マシン数では1位がGeneric!atr、2位が「Generic PWS.ak」、3位がW32/Conficker.worm.gen.aとなっている。
また不審なプログラム(PUP)検知数の上位は、会社数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「Generic PUP.d」。データ数では1位が「MWS」、2位がGeneric PUP.x、3位がAdware-OptServe。マシン数では1位がGeneric PUP.x、2位がAdware-OptServe、3位が「MySearch」となった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」