伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は8月6日、プライベートクラウド環境向け仮想化統合インフラ「VM Pool」シリーズに新たにプラットフォームとリソース管理機能を追加、販売を開始したことを発表した。
VM Poolは、CTC独自のプライベートクラウドソリューション。さまざまなベンダーのサーバやストレージ、仮想化技術を組み合わせて、あらかじめ最適なシステムとして検証し、プライベートクラウド環境を短期間で構築できるとしている。
今回は、VM PoolのプラットフォームとしてCisco Systemsのサーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」を追加。システムの設計と構築を容易にすることで導入期間を短縮でき、サーバやストレージ、ネットワークの一元的なプロビジョニングでシステムリソースの運用負荷を軽減できるとしている。
また今回の強化策では、リソース管理機能を追加している。バックアップやリソース監視といった管理機能に加えて、仮想環境に対応したサーバの負荷分散、セキュリティなども追加している。
バックアップでは「EMC Avamar」と「Symantec NetBackup」、負荷分散にはF5ネットワークスの「BIG-IP LTM VE」、セキュリティでは「Trend Micro Deep Security」、可用性では「Stratus ftServer」と「VCS for VMware ESX」の後継製品である「Symantec AppControl」を活用している。また統合監視としては日立製作所の「JP1/Performance Management」と「JP1/Integrated Management」、ログ管理では「Splunk」を活用している。
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