あきない総研、スタートアップ支援「katanaファンド」からベンチャー企業2社へ出資

 あきない総合研究所(あきない総研)は7月20日、同社がとりまとめる投資ファンド「katanaファンド」から、ベンチャー企業2社への出資を発表した。

 今回の出資では、katana-1号がキーストーンテクノロジーとグッドシングの2社より、それぞれ100万円の第三者割当増資を引き受ける。マイルストーン型の出資としており、1〜3カ月で設定された目標(マイルストーン)を達成すれば、追加で400万円を出資し、合計500万円を出資するとしている。

 キーストーンテクノロジーは、既存のプリント基板の製作、販売事業のほか、植物栽培用LED照明の開発を手掛ける。今回の増資を元に、オンラインでの販売など強化していく。

 一方のグッドシングは、OLを対象とした化粧品サンプルや割引券などを巾着袋に入れて配布する広告事業を展開している。今回の増資を元に、巾着袋を配布したOLの携帯電話アドレスを収集し、マーケティング事業を展開する。

 katanaファンドは、創業期のベンチャー企業に対する小口分散投資を目的にした投資ファンド。あきない総研では、起業家や起業準備中の個人を対象に、起業、独立に必要な人や環境、資金に関わるリソースをトータルで提供するサービス「katana」を提供しており、その資金調達手段の1つとして、「スタートアップ支援ファンドkatana-1号」を運営している。あきない総研では今後約2年で最大30社程度への出資を予定している。

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