キングソフトは7月8日、統合セキュリティソフトの最新版「KINGSOFT InternetSecurity 2011」(32ビット/64ビット版)のダウンロード販売を開始した。最新版ではクラウドウイルススキャン技術を搭載しているという。
KINGSOFT InternetSecurityは、更新料無料で無期限にアップデートできる統合セキュリティソフト。ウイルス対策やスパイウェア対策機能のほか、ファイアウォール機能、OSの脆弱性を診断するセキュリティケア機能を搭載している。広告を表示することで無料化を実現しているが、広告が表示されない有料版も提供している。
最新版の2011では、ウイルスの特徴や情報をクラウド側のデータベースに集積し、クライアントPCからリアルタイムにアクセスして、安全性を解析する1日約30万個の未知ファイルを収集し、20種類以上の分析方法を開発することで95%未知ファイルの安全性を1分以内で解析する。
また、ユーザーが遭遇する可能性の高いウイルスなどの情報をPCに保持し、クラウドと併用することでPCの負荷を軽減している。前版からCPU使用率で約20%、平均メモリ使用量で約40%の負荷を軽減し、さらにパターンファイルをすべてインストールする必要がないため、インストーラーのサイズが約60%軽量化されている。
このほか、ゲームや映画の再生時にアップデートなどの更新通知を非表示にする「サイレントモード」、ロックされたファイルやエラーで削除できないファイルを削除する「ファイルクラッシャー」といった機能も搭載した。スキャンの履歴を把握することで2回目以降のスキャン時間を短縮する機能なども搭載されている。
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