[レビュー]カメラ任せで高画質撮影--ソニーのミラーレス一眼「α NEX-5」 - (page 2)

三井公一(サスラウ)2010年07月12日 11時33分
ソニー
内容:ソニーからついに登場したレンズ交換式デジタルカメラ「α NEX」。コンパクトカメラを見紛うほどの薄型ボディと、一眼レフカメラ並みの背景ぼかし技術を持つ、新領域カメラの撮影性能とは?

AVCHDによるフルHD動画撮影を実現

 撮像素子は有効約1420万画素の「Exmor(エクスモア) APS HD CMOSセンサ」を採用。マイクロフォーサーズ規格よりも大きな撮像素子なので、ボケ味などをより有効に表現することが可能となる。また画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」の働きにより、高感度でのノイズ特性もなかなかのものだ。

 なによりもNEX-5は、AVCHDによる1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影を可能にしており、従来のデジタルビデオカメラをNEX-5に置き換えることも可能だ。

  • ソニーEマウント。ミラーレスなので撮像素子が見える

 このNEX-5は新しいレンズマウント「Eマウント」を採用している。現在発売されているレンズは「E18-55mm F3.5-5.6 OSS」と「E16mm F2.8」の2本のみ。今後のラインアップに期待したい。アナウンスでは秋に「E18-200mm F3.5-6.3 OSS」(価格:9万9750円))が登場する予定だ。

 面白いのはE16mm F2.8用に装着するフィッシュアイコンバータ「VCL-ECF1」(価格:1万5750円)とウルトラワイドコンバータ「VCL-ECU1」(価格:1万3650円、秋発売予定)が用意されているところだ。これらはレンズ前面に装着すると魚眼効果と超広角効果を実現するものだ。簡単にワイド感を楽しむことができそうだ。

 またマウントアダプタ「LA-EA1」(価格:2万1000円)もあるので従来のαマウントレンズもこれを利用することによって装着が可能だ。

ネコのグルーミングをローアングルで撮影。チルト液晶が大いに役立った
NEX-5 E18-55mm F3.5-5.6 OSS

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