ソフトバンクモバイルは6月24日、iPhone 4の発売を開始した。ソフトバンクショップ表参道店では、午前8時の販売に先駆けて7時50分ごろよりカウントダウンイベントを開催。多くの予約者や報道陣が詰めかけた。
今回は、発売の8時時点で約320人程度が並んだという。これは、iPad発売時の約250人を上回る数だ。代々木競技場近くまで列ができたものの、多くの警備員を配置。並んでいる人に静かにするよう呼びかけたほか、周辺に配慮してイベントでのマイク音量をしぼるなど、周囲にこれまで以上に配慮した発売イベントとなった。
オープニングセレモニーには、ソフトバンクモバイル社長の孫正義氏が登場。今回は芸能人を呼んでのイベントはなかった。
冒頭の挨拶で孫氏は、「ここに並んだ人は、会社を休んだり大変なご苦労があったと思う。得られる感激もひとしおではないか。1つ残念なのは、予約した人全員に渡せればこの喜びを共有できたのに、はるかに予想を上回る申し込みがあったためできなかったこと。このことだけ胸が痛い。今日お渡しできない人には心苦しいと心から思っている」と今回の予約騒動を背景に、神妙な面持ちで語った。
WWDCで初めて手にしたときの感動については「シビレました。触ってもらうとわかるが、表も裏もガラス。宝石を触ったときのような、素晴らしい感触。iPhone 3GからiPhone 3GSのときも変化はあったが、目に見えるものはそこまで大きくなかった。今日は喜びもひとしお」と笑顔を見せた。
今回、最初に手に入れたのは、世田谷区から来たという高橋登也さん。音楽家で、21日夕方から並び始めたという。並んだきっかけは、「なんの用意もなく(ソフトバンク表参道に)来て、誰も並んでなかったから並んだ」という。手にした高橋さんは、「洗練されたスタイルに魅了されている。大切に使ってきたい」と話した。
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