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ウェブやモバイル、ウイルス対策など--マイクロソフトが進める5つの正しい取り組み - (page 2)

文:Jason Hiner 翻訳校正:石橋啓一郎2010年06月23日 08時30分
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2.モバイル機器の自動同期

 MicrosoftのWindowsをスマートフォン市場に押し込もうとする戦略は難航し、BlackBerry、iPhone、Androidといったプラットフォームはみな、Windows Mobileよりもうまくいっている。Microsoftはモバイル戦略をWindows Phone 7、Windows Embedded Compact 7、KINデバイスの3つに分割することで、さらに状況を悪くさせている。

 しかし、このモバイル戦略の失敗の中でも、Microsoftは他のスマートフォンメーカーが見習うべき、正しいことが1つある。それがクラウド同期だ。これは、MicrosoftのKINでただ1つの長所だ。GizmodoのJohn Hermann氏は、KINに対する説明の中で、次のように表現している。

 KIN携帯電話は、写真や動画から、テキストメッセージやソーシャルメディアの更新に到るまで、この端末で作成されたほとんどすべてのものを、自動的・透過的にMicrosoftのサーバにアップロードする。そして、後から1つのウェブインターフェースを通じてすべてのものにアクセスできる。これは恐ろしく単純なシステムだが、その効果は素晴らしいものだ。今は、携帯電話のデータも、自分のコンピュータのデータも、別のコンピュータのデータも分散してしまっている。どうしてすべての携帯電話がこんな風になっていないのだろうか。

 スマートフォンは、コンピューティングデバイスとしてますます重要になってきている。もし、Microsoftがこの種の無線を使った携帯電話とコンピュータの同期を、新しいOffice Web Appsプラットフォームに統合することができたらどうだろう。ビジネスユーザーが、物理的に同期させたり、ファイルを自分自身に電子メールで送ったりしなくても、スマートフォンから自分のすべてのビジネス文書に自動的にアクセスすることができたらどうだろうか。これは、無線によってインターネット経由で同期されるということを除けば、ビジネス用ファイルのiTunesのようなものだと言えるだろう。これはビジネスのプロに対して自社のデバイスを宣伝する絶好の機能になるはずだ。

KIN Studio

3.無料のアンチウイルスとマルウェア保護機能

 現在Microsoft Windowsが抱えている最大の問題は、ほぼ間違いなくマルウェアだろう。このOSが標的となっているのは普及台数が大きいからであり、Windowsに対する攻撃はより巧妙なものになっている。その結果、非常に多くのユーザーが、PCがスパイウェアやマルウェアにむしばまれ、生産性が落ちている。筆者のZDNetの同僚で、非常にスキルの高い技術者であるJason Perlow氏でさえ被害を受けたほどだ。

 MacとLinuxもWindowsと同様にマルウェアの攻撃に弱いことは確かだが、実際にはこれらのOSはあまり標的になっておらず、近い将来はそうはならない可能性が高い。この理由から、Windowsにはより強力なスパイウェア、マルウェア、アンチウイルス保護が必要となる。

 Microsoftがこの点を理解しており、これに対処するためにいくつかの取り組みを進めているのを知らない人もいるかも知れない。同社は、Forefrontと呼ばれる企業向けのセキュリティ製品を提供しているのに加え、Malware Protection Centerというポータルサイトを立ち上げた。

 消費者向けには、MicrosoftはSecurity Essentialsと呼ばれるアンチウイルス、アンチマルウェアソリューションを提供しており、これは十分に選択肢となり得るものだ。Security EssentialsはForefrontをベースにしており、NortonやMcAfeeほどリソースを消費せず、少なくとも同じくらいの数の脅威を発見でき、価格は申し分ない。小規模な企業や起業家にとっては、Security Essentialsは非常によい選択肢だろう。大企業は従業員に対し、VPN経由で会社のリソースに接続するシステムでは、Security Essentials(あるいは、別の無料ソリューションであるClamAV)の利用を推奨するという方法もあり得るだろう。

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