IBMは米国時間6月15日、ウェブ分析を手がける非公開企業Coremetricsを買収すると発表した。
この買収によって、IBMは競争が激しいウェブ分析分野へ参入する。Coremetricsはソーシャルメディアからマーケティング最適化、クロスチャネル小売販売の追跡まで、さまざまなことを手がけており、Bank of AmericaやEnterprise、Kraft、Virgin Atlantic、Costco、QVCなどを顧客に抱える。
IBMによると、同社はCoremetricsを買収することで、SaaSモデルを通してコンシューマーインタラクションを追跡する能力を強化できるという。
Coremetricsのソフトウェアポートフォリオには、ウェブおよびモバイル分析、ターゲット型の電子メールおよび広告追跡、そのほかのレポートおよびベンチマークツールなどが含まれる。IBMは、同社のビジネス分析製品群にCoremetricsを追加する予定だと述べている。全体的に見れば、CoremetricsはIBMの既存の情報管理および分析ソフトウェア「WebSphere」を補完することになる。
Coremetricsの230人の従業員はIBMに編入される予定だ。買収の手続きは第3四半期中に完了する見通しである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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