PFU、KIOSK端末モデルチェンジ、I/F拡張で多様なデバイスと組み合わせ可能

田中好伸(編集部)2010年06月02日 11時30分
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 PFUは6月2日、フルモデルチェンジした情報KIOSK端末「SmartPOT-FX」の販売を開始した。9月上旬の出荷を予定している。2006年の「SmartPOT-CX」以来のバージョンアップになる。

 SmartPOT-FXは、インターフェースを拡張している。USBポート5、有線LANポート1、シリアルポート2、VGAポート1を搭載することで、さまざまなデバイスに対応できる。カメラを搭載することで、受け付けや申し込み業務を行ったり、顔認証ソフトウェアを導入して個人認証などの端末として活用できる。手動式の磁気カードリーダを搭載すれば、会員証を読み込ませたりクレジットカードで料金を支払うなどの使い方にも対応できる。

 USBポートにFeliCa対応の非接触ICカードリーダを搭載でき、ポイント登録や参照をするといったこともできる。レシートや引換券、チケットなどを印刷するためにサーマルプリンタやレーザービームプリンタとも接続できる。このほかにバーコードを読み取るためのバーコードリーダを接続できたり、ヘッドホンをディスプレイ前面に接続して音楽試聴端末として使用することも可能だ。

 旧モデルのSmartPOT-CXでは12インチだったタッチパネルを15インチへと拡大。設置面積はSmartPOT-CXとほぼ同じにすることで、カウンターやデスク上でも設置場所を選ばないとしている。今回のSmartPOT-FXでは、ユーザー企業から要望の多かったファンレスにも対応している。CPUにインテルのAtomを採用することで、自然冷却が可能なファンレス設計を実現、図書館や美術館など静かな環境にも設置できるという。OSには「Windows 7 Professional for Embedded Systems」を採用している。

 PFUは、1995年から情報KIOSK端末を開発しており、累計で約6万台を販売してきている。病院での再来受け付け端末、小売り店舗でのポイント発券端末、コンビニでのサービス端末、公共施設の予約端末、ホテルのフロント端末などとして活用されているという。過去3年間の市場シェアは15.1%でトップとしている。

 これまでにコンビニ大手のファミリーマートのサービス端末「Famiポート」として2006年9月から活用され、宅配便最大手ヤマト運輸の個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の発券端末として2007年11月から使われ、イオンの電子マネー「WAON」の端末「WAONステーション」として2007年4月から活用されている。PFUは、こうした経験を生かしてユーザー企業ごとのカスタマイズのノウハウを体系化してメニューを用意している。

 カスタマイズメニューは、端末の設計からデザイン、開発までを担う「設計サービス」、ユーザー企業と協力して最適な調達、製造の体制を実現する「製造サービス」、端末の評価から安全性までを考慮した品質を実現するための「評価サービス」、ユーザー企業の用途や要望にあったシステムを提供する「ソフトウェア開発サービス」、端末への保守サービスを提供する「保守サービス」の5つを提供する。保守サービスには、全国120拠点のサポート拠点を活用する。

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