NokiaとOpera Softwareは、「Flash」マルチメディアサポートをめぐるAdobeとAppleの争いにおいて、Flash陣営を支持する姿勢を明らかにした。
世界最大の携帯電話メーカーであるNokiaと主要モバイルブラウザのメーカーであるOpera Softwareは現地時間5月27日、将来公開予定の新しい「Flash 10.1」ソフトウェアをサポートすると述べた。Operaの共同創設者であるJon von Tetzchner氏は、「これはウェブでわれわれが唯一サポートするプロプライエタリな部分である」と述べたという。
Adobe Systemsにとって、FlashをサポートするGoogleの「Android」と同様、NokiaとOpera Softwareが見方に加わったことは、Appleとの戦いにおける大きな勝利である。Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は4月、大半のウェブ動画およびゲームで使用されているAdobe Flashマルチメディアソフトウェアについて、プロプライエタリであること、バッテリ消費量が多いこと、マルチタッチインターフェースをサポートしていないこと、セキュリティリスクがあること、そして、不安定なことを批判した。「Flashは『Mac』がクラッシュする原因の第1位である」とJobs氏はAppleが同ソフトウェアをサポートしない多くの理由を詳述した公開書簡で述べた。
Flashベースの動画およびゲームは多くのインターネットサイトで使用されている。そして、同テクノロジは大半のスマートフォンおよびモバイルデバイスでサポートされている。しかし、Appleは「iPhone」「iPod touch」「iPad」でFlashに一切対応していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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