サンフランシスコ発--Googleの共同創設者であるSergey Brin氏は言葉を慎重に選びながら、同社がプライバシに関して犯した、これまでで最悪の失態の1つに言及した。
Brin氏は米国時間5月19日、当地で開催のGoogle I/Oカンファレンスで、Googleが「Google Street View」プログラムを通して個人的なインターネット使用データを収集していたと先週明かしたことについて質問を受け、「一言で言えば、われわれは失敗を犯した、ということだ」と答えた。「わたしはそのことについて、言い訳をするつもりは一切ない」(Brin氏)
14日の発表以降、GoogleはStreet Viewプログラムに対する多くの苦情や政府措置の可能性に直面している。データ収集は不注意によるものあり、実際に収集されたデータ自体は非常に断片的なものだ、とGoogleは述べたが、Googleを非難する理由を求めているプライバシ擁護者たちは今回の情報開示で、またとないチャンスを得た。
Googleはゆったりとした社風で有名だが、そうした社風は今回のような問題を防ぐのに適していないとの批判に対し、Brin氏は次のように述べた。「まず第一に、われわれは多くの社内規制を設けている。しかし、それらが今回の過ちを防げなかったのは明白である。われわれは、もっと多くの社内規制を設けていくつもりだ」(Brin氏)
「信頼はわれわれにとって非常に重要だ」とBrin氏は述べ、「われわれは、信頼を保つためにできることはなんでもするつもりだ」と語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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